1999年、野田市スポーツ公園でフライトしているＰＰＧに対して近隣の住民から苦情がある事を知りました。
ＰＰＧには法的規制がないことをいいことに、連盟などにも属さず単独でフライトする、モラルや常識を無視したフライヤ−がいる事が解りました。
スクールなどに通わず独学で学んでいるため、パラグライダーや気象に関して間違った認識を持っているパイロットも。
それらのＰＰＧパイロットの行為は、マイクロライトと同じ運命を歩むのでないか？という危機感を感じました。
マイクロライトは当初、航空法の対象外でした。
しかし、一部のマイクロライトの無謀なフライトによるトラブルが度々起こり、法的規制を受けるようになったと聞いています。
ＰＰＧだってそうなる可能性は十分にあります。
一部のモラルのないＰＰＧパイロットによって法的規制を受ける可能性があるのです。
しかし、そういった方々には説明しても、残念ながら理解してもらえない。
取り締る事が出来ないのです。
であれば、このエリアでフライトする仲間、常識のある仲間を増やす事で、モラルやルールを周知徹底させ、より正確で沢山の知識や技術を身に付けようと、
2000年、Noda Multi Wings というクラブを発足させました。
翌2001年には、野田スカイスポーツ振興会会長及び前ＰＧ部会長と共に、ＰＧ部会の発足及びエリアルールの制定に携わりました。
野田市スポーツ公園エリアでは、当クラブのメンバー及び、エリアでフライトするパイロットの方々が、エリアルールを厳守していただいているおかげで、当エリアにおけるＰＰＧのフライトは、徐々にではありますが、行政及び近隣の住民の方々の理解を得、同公園の他の利用者との共存も可能な状況になってきたと感じております。
ＰＰＧというスポーツと、この素晴らしいエリアを残すために、引き続きモラルとルールの周知徹底をしていきます。
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