REMEMBER-06
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親衛隊の使命と半券付きチケットと、時々貫さん
ピンク・レディーのスケジュール、テレビ局やコンサート会場への入りの時間(到着時間)は事務所から事前に知らされていた。
特に地方のコンサート会場では、この「入り」と「出」の時、親衛隊が二人のガードをする。ファンの方が押し寄せて危険だからだ。
ちなみに、親衛隊が各地を廻っていると「追っかけ」と言われますが、そうではなく、追っかけからアイドルを守るのが親衛隊の使命の1つです。
会場の楽屋口で、いつものオレンジ色のバスが来るのを待つ。
入りの時はファンも少ないのでガードというよりは、お出迎え。
「おはようございます」と二人が入ったのを見届け正面へ。
当時からコンサートは昼と夜の2回公演。社会人の先輩は両方参加する人もいるが、私たち学生はたいてい夜しかチケットを購入していない。
先輩達が入場した後、誰もいないホール前でウロウロしていいると、貫さんが通りかかった。
「おはようございます」
貫さん「おう!チケットないのか?何人だ?」
私「○人です。」
貫さんは「ちょっと待ってろ!」と言って、当日券売り場から、チケットを持って来て「一人1500円でいいよ!」と配り出す。
何だよ、くれんじゃないのかよ!しかも1000円じゃなくて1500円かよ!と思いながらも、定価の半分で入れるならと、お金を払う。
すると、私たちから集めたお札を半分に折りズボンのポケットに入れ消えていった。
知らない人が見たらどうみても、中高生にチケットを売り付けた△△△。でも、昼夜共観ることが出来て感謝!感謝!そんな事が時々あった。
かくしてコンサートのオープニングが始まるころ会場に入る。
昼公演終了後、私たちは中のロビーで打合せ(反省会)をする。
夜公演までの間は当然入れ替えがあるのだが、私たちはそこにいる事を許されていたので、そのまま夜公演へ。
チケットはまとめて事務所に頼んであるので、そのまま席に付く。
コンサート終了後、出待ちをするファンから二人を守らなければならないので、直ぐに楽屋口へ移動。
出の時は、入りと違って大勢のファンが押し寄せる。
無事に見送って帰るのだが、バタバタしてチケットを隊員に渡しそびれることもしばしば。
こうして大量のチケットが切り取られる事なく残っているのだ。
(Remember-04 ペーパーアイテム No.003 を参照)
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